第12回全日本演劇フェスティバルin福島

  

上演作品


作品
上演団体
演出
 井上ひさし  貧乏物語  全リ演関東ブロック合同  印南貞人
 (東京芸術座)

河上肇とその家族を描く井上作品。東京芸術座の印南貞人演出の舞台は今日の日本の情況に深く切り込む舞台になると期待が膨らみます。
 忙しい公演の合間を縫って稽古を続けるプロアマ合同の全リ演東会議関東ブロックの合同公演。 貧乏物語
 佐藤茂紀
(福島県立光南
高等学校演劇部
顧問)
 この青空は、ほんとの
空ってことで、いいですか?
第二章 ばらあら、ばらあ 
 福島県立光南高等学校   渋谷紗絵花

震災、原発事故。何もかもが終わったと思った。この先の未来など想像もできなかった。
そんな中で誕生した「この青空は、ほんとの空ってことでいいですか?」。
それは見えない明日を懸命にに見いだそうともがく高校生たちが、夕焼け空の向こうに小さな明日のかけらを見いだす物語。光南高校演劇部
あれから3年あの頃中学生だった子どもたちもすでに高校生。「絆」「自粛」「いい子でいよう」と、じっと過ごしてきた彼らは危うい優等生。そんな彼らが小さな旅に出る。
「この青空は、ほんとの空ってことで、いいですか? 第二章 ばらあら、ばらあ」。今新しい物語が始まる。 
 かたおかしろう  天満のとらやん  全リ演西会議合同  林田時夫
(劇団きづがわ)

 むかしむかし 天満の町に住んでいたとらやんが、逃げたドジョウをおいかけて、福島の海岸にまでやってきた・・・・。

かたおかしろうの代表作を現代風にアレンジした「天満のとらやん〜東北を行く」 
劇団きづがわの演出家林田時夫が西日本の俳優たちとつくる 音楽劇。
 みのがしたらあきまへんでぇ。 天満のとらやん
 篠原久美子  ドラマリーディング
   「空の村号」
 京浜協同劇団  和田庸子
(京浜協同劇団)

美しい里山に暮らす
明るくひょうきんな小学校5年生
楠木空(くすのきそら)
酪農家の父と母、妹とおばあちゃん
5人の仲良し家族だ
ボクの夢は・・・金持ち!

原発事故以来、空の村号
変ってゆく村と家族
悲しくも切ないものがたり

 石垣政裕  公演終了
飛び出す紙芝居
アーリー博士と
    レイト怪人
NPO法人劇団仙台小劇場 石垣政裕

早寝早起き朝ごはん推進運動に連動した奇想天外・冒険活劇。 紙芝居と演劇の融合、見ている子どもたちまで参加するという全く新しい形の演劇。
8月6日 原町聖愛保育園、南相馬市北町保育所で上演されました。子どもたちも大喜びでした。飛び出す紙芝居
腹話術公演   腹話術の会★きずな

川崎を拠点に活動する腹話術サークル。前身は1985年に結成された 「京浜腹話術の会」。2005年1月に装いも新たに「腹話術の会★きずな」として再スタート。 「楽しく、いきいきと」をモットーに、月1回の定例会、年1回の親睦研修旅行などで勉強を重ねながら、 保育園、小学校、図書館、福祉施設、高齢者施設、お祭り、イベントなどに出演、また全国の被災地を 訪問している。 こうした活動が認められ、2007年「神奈川地域社会事業賞」を受賞。 会員は関東地区 を中心に、北海道から九州まで1都1道2府12県にまたがり、現在82名(2014年6月)。 川崎文化議会加盟。 代表はプロの腹話術師・しろたにまもる。
今回は福島市内8ヶ所を巡演します。 ゴローちゃん
特別講演会  演劇できれば
     満足か
舞台芸術コーディネータ 
    新田 満 氏


【新田満氏・プロフィール】
新田満氏 1948年、岩手県湯田町(現西和賀町)生まれの現在66歳。湯田町役場職員に採用され主に教育委員会で従事。1993年に演劇専用の「銀河ホール」が建てられたのをきっかけに、開館当初から2008年の3月退職(生涯学習課長)するまで演劇プロデューサーとして15年間勤務。その間、銀河ホールを拠点に、国民文化祭いわて、国際演劇祭、地域演劇祭、演劇ワークショップ、セミナーを企画・開催。また、高齢者演劇、小中学校の演劇講座と舞台発表を毎年開催し、世代、地域を越えた演劇づくりを実践。西和賀町役場退職後、岩手県北上市へ引っ越し舞台芸術コーディネーターとして活動している。
現在、特定非営利活動法人"芸術工房"理事長、文化のまち育て協議会会長、岩手県文化芸術振興審議会委員、北上市文化創造(さくら)ホール評議委員、劇団前進座(東京)アドバイザー、東京ノーヴィ・レパートリーシアター(東京)アドバイザー、シアターネットかんげき(北海道)顧問、日本・ウラジオストク協会理事(東 北支部長)、日本演出者協会会員。